なぜ今「IT花屋」なのか?花業界が揺れた実情とIT花屋の意義

多くの人が思い描く「お花屋さん」は、町や商業施設に店を構え、店頭で接客し、お花に囲まれながら仕事をする「アナログな存在」。

確かに“お花それ自体”はデジタル化されません。モノとして寿命があり、贈られるからこそ価値があります。

しかし昨今、花贈り業界でシェアを集めつつあるのは「IT化した花屋」。IT花屋とは何なのか?

実は非常に身近なところで革命が起きているのです。

今回は花業界の内情に沿い、今日までのIT花屋の台頭と業界事情、その意義を追います。

2019.06.22

IT花屋誕生のきっかけ

従来の「花の贈り方」

花屋(=生花店)は、町や商業施設で花を売り、その場で渡すか、近隣まで配達を行うかたちで販売を続けていました。

そのような中インターネットが普及し「宅配便の文化」が形成されてからは、宅配便に入るサイズでネット販売も開始し、花屋にも「IT化」の第一波が訪れました。しかし、スタンド花や大きな胡蝶蘭などは箱にも入らず、また箱では傷み、運送事故のリスクもあることから、多くのシーンでは依然として「店舗直接取引」をメインとして稼業していたのです。

 

花贈りの機会として、近隣であれば花屋から直接配送できますが、全国の取引先へ花を贈るビジネスユースの祝花に関しては、以下のような手配方法が主流でした。

 

1⃣ 先方住所から近隣花屋を探し、FAXや電話で注文

2⃣ 自社近隣の花屋に注文し、提携花屋に間接依頼

 

なお、今でもこの方法で贈られている方もいらっしゃいます。しかし、この2つの方法で行う花贈りには「失敗」「後悔」の経験が後を絶ちませんでした。

従来の花贈りで発生した「根深い」問題

1⃣ 花屋の「得意分野」がわからなかった

花屋は大抵、多くの種類のフラワーギフト注文を可能としていますが、実際のところ花屋には明確な「得意分野」があります。仕入れも配達もそれを主軸に行います。確かにその生花店でも、望む商品を制作できるかもしれません。ただ、少しここで想像してみてください。

 

「供花」をメインに扱う生花店に、翌々日到着で「ヘアサロンの開店祝い」のフラワーアレンジメントをお願いした場合。サロンに適したような花が万全の状態で仕入れられ、お店へ配送する手はずをわきまえているでしょうか?生花店もプロですので、大半は確実な仕事をこなしてくれますが、時々発生してしまう「失敗」は、こういったミスマッチにより生じます。

 

つまり、耳が悪ければ耳鼻科へ行くように、本来花屋も「自分に適した用途の生花店」を選ばなければならないのです。

 

2⃣  花屋の「意識の範囲」を知り得なかった

「専門分野」の問題だけではなく「フラワーギフトを扱う意識」の高低差があるのも事実です。

 

生花店の中には、代々家族経営としてその地域の人のために稼業されていた店舗が多く存在します。地域の方に愛され、親しまれるお店ですが「遠方からの急な注文を、初めての場所へ配達する」ことに慣れていない場合は、日ごろのルーチンと異なることをするために「ミス」を起こしてしまう可能性があります。全国からの注文をないがしろにしているのではなく、「意識の範囲」が異なるということです。

 

従来の贈り方においては、自分で探すにも遠方の花屋の専門や良し悪しはわからず、また近隣の花屋でさえ、遠方の花屋の細かな条件はわかりません。与えられた情報は「生花店名と配達範囲、取扱商品」程度の情報であるからです。

これらのミスマッチで、今日に至るまで数多くのトラブルが発生してきました。

本当に起きた「ヤバい」トラブル

1⃣ イメージが共有できず、劣悪なものが届く

2⃣ 名札を間違える

3⃣ 配送自体忘れられる

4⃣ 対応の悪い配達員が届ける

 

業界全体も、なかなか改善されないこの実情には頭を悩ませてきました。

IT花屋のパイオニア「花助」の誕生

「旧態依然とした実情を変えねばならない」

現在IT花屋として「フラワーコンシェルジュ・花助」を経営する小林は、そのような実情と向き合い、実情を変える方法を模索しつつも「トラブルを防げない」歯がゆさを感じ続け、一つの答えにたどり着きました。

 

お客様が自分で探すこともできない。近くの花屋も遠方のことがわからない。

それなら「各地の任せられる花屋をピックアップ」して、「信頼できる人材を用意」すればよい。

すべてを繋げる土壌は「IT」で用意できるが、同時に「ひと」も必要だ。

 

これがIT花屋「フラワーコンシェルジュ・花助」の原型です。

IT:全国の生花店を厳選し自社提携

花助では、全国各地の花屋と個別に付き合いを深め、良識を持ち専門分野に強い生花店を厳選し、お客様の用途に適した店舗から手渡しで各地域へお届けできるオンラインサービスを構築しました。

お客様は「花助」というインターネットサイトの一つの窓口へご注文することによって、花助が用途に適した現地店舗へオンライン依頼を行い、細かな状況をシェアしつつ「失敗のない」花贈りを実現します。

花助に集まった全国各地の注文は、厳選された花屋へその都度注文されるため、提携花屋も「太客である花助からの注文」という状況のもと、高い意識をもって制作・配達を行います。

ひと:「フラワーコンシェルジュ」を配置

遠方への花贈りをすべて他者に依頼するのですから、お客様には常に不安がつきもの。

花助では、各用途を理解し花贈りのノウハウを熟知したオンライン相談窓口「フラワーコンシェルジュ」を配置しました。お客様から頂戴した問い合わせや疑問、注文はすべてフラワーコンシェルジュが精査し、時には提案を交えつつ、用途に適した提携花屋へ依頼し、配送後に至るまでのトータルサポートを行います。用途に適さないフラワーギフトを選んだ注文や、生花を贈るタイミングなどがふさわしくない場合はお客様と個別に相談し、より良い花贈りとなるよう支援します。

 

オンラインだからこそ、人の顔が見えず心配になりやすい。花助では「町の親しいお花屋さん」のように、メールだけでなく人の肉声である「電話対応」を特に重視して、お客様との信頼関係を大切にしております。「IT」の利便性と「ひと」のぬくもりを両立させたものが「IT花屋」の全貌です。

完全な無機質で「想い」は贈れない

ITは非常に便利で、現在の商業においてなくてはならない存在です。フラワーコンシェルジュ・花助もその恩恵を一身に受け、日々オンライン上で花贈りをお手伝いしています。

 

他方、花を贈るということは「気持ちを贈ること」。完全デジタルなものに任せきって、ランダムに花屋を選ぶのでは、伝えたい気持ちも損なわれてしまいます。大切にしたい想いやギフトは、「アナログのぬくもり」と「デジタルの利便性」を兼ね備えて実現すると、花助では考えています。

 

フラワーギフトをご検討されている方は、ぜひ一度弊社をご利用ください。お客様の手間を最小限に抑え、最大級のお気持ちをお届けいたします。

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フラワーコンシェルジュ

小林新一

全国の一流生花店と自社提携を行い、全国対応の花贈りサービスを展開。世界に通じる花の総合商社設立を志し、株式会社花助の代表取締役を務める。 アメリカ・オランダへ生花事業留学後、国内生花店で実務経験を積み起業に至る。 第3回群馬ベンチャーサミット・グランプリ受賞 / 第3回群馬イノベーションアワード・ファイナルステージ登壇 / 経済産業省 グローバル起業家等育成事業 米国派遣プログラム採択 / 経済産業省 地方発ベンチャー企業ミートアップ登壇 / 各社新聞掲載など。

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