士業の方は、顧客や顧問企業、取引先の開店祝い、開業祝い、移転祝い、周年祝いなど、数えればきりがないようなお祝いの機会に囲まれています。それぞれの用途には、ふさわしいフラワーギフトが存在します。
フラワーギフト別に「相応しい用途」「予算相場」「マナー」をご紹介いたします。
顧問企業や取引先へ贈るフラワーギフトの選び方
スタンド花
1⃣飲食店やヘアサロンなど店舗の開店祝い・移転祝い
最も花贈りの多いタイミングかと思います。レストランをはじめとした飲食店やヘアサロン店舗などは「集客」が第一です。店前に置き華やかな存在感を放つスタンド花は、開店の広告塔としての役割もあります。
また、スタンド花には大きな名札も付きますので、自身の事務所名も掲げられ、贈り先の飲食店店舗や、企業との良好な関係性を示すこともできます。
2⃣取引企業や顧問企業の祝賀パーティー・記念式典
周年祝いや創立記念式典、祝賀パーティーなどには「その場を華やかに彩る」スタンド花が最適です。会場によっては持ち込み時間などの規定がありますので、事前に開催するホテルやホールに「スタンド花を納品したい旨」を連絡しておくとスムーズです。
いずれの用途においても、予算はおよそ15,000円~20,000円(税別)のものがよく贈られます。弁護士事務所、社労士事務所をはじめとした士業の方は花贈りの機会がたくさんありますので、ひとつひとつ高価なスタンドを用意する必要はありません。お付き合いが特段深い方や、特別なパーティーであっても、25,000円(税別)ほども考えれば十分でしょう。
なお、1段(上段にのみ生花)は15,000円(税別)~、2段(上下段に生花)は20,000円(税別)~制作可能とする生花店が大多数ですので、ご予算に応じてスタンドのタイプも決めましょう。
スタンド花の色に決まりごとはありませんが、中には「ゲン担ぎ」を気にする方もおります。そのため、「赤い花は火事赤字を連想」させるという人もいるので、赤一色のスタンド花は避けた方が無難です。また、特にこだわりが無ければミックスカラーのお任せを選択しましょう。見ごろの花を制約なく使えるため、最もコストパフォーマンスの良い結果となります。
また、多くの士業のバッジには桐や菊、桜など、あまりお祝いのフラワーギフトとして扱われないモチーフが多いのですが、「弁護士バッジ」には「ヒマワリ」が用いられています。そのため、全国へお花を贈られる弁護士事務所の方は、ヒマワリの仕入れがある夏期を中心に「ヒマワリ入りフラワーギフト」をご注文頂くことが多いです。ヒマワリの前向きなイメージはお祝いのシーンにぴったりですので、フラワーコンシェルジュもおすすめしております。
アレンジメント花
1⃣店舗数の多い顧客店舗の開店祝いや移転祝い
アレンジメント花はカジュアル寄りで贈りやすく、また予算の自由度も高いため、開店祝い・移転祝いとして気軽にお贈りすることができます。士業の方は取引先=贈り先が多いため、開店祝いとして贈りやすいアレンジメントを全国へ一括で贈られる方が多くいらっしゃいます。店舗数の多いチェーン店舗や、敷地面積が狭く、スタンド花を置くスペースのない飲食店やサロンでも重宝されます。
2⃣顧問企業や店舗の周年祝い
周年祝いは意外と忘れられがちなお祝いシーンです。しかし、起業した人や運営者は周年を無事迎えられることをとても嬉しく感じています。売り上げを維持し継続して運営していることを讃え、お祝いする気持ちを込めて、毎年ささやかなアレンジメント花をお贈りすると喜ばれます。予算の融通が利くアレンジメント花が、マメに贈る必要のある周年祝いに最適といえるでしょう。開業のみではなく、その後の経営でもずっとお付き合いをしていく社労士事務所や税理士事務所、会計事務所などの方が定期購入として贈られている傾向にあります。
店舗の開店祝い・開業祝い・移転祝いにおけるアレンジメント花の予算はおよそ8,000円(税別)~15,000円(税別)
周年祝いの場合は5,000円(税別)~10,000円(税別)が相場になります。
胡蝶蘭
1⃣事務所開設祝い・竣工式・新社屋落成祝い・ホテル開業祝い・病院の開院祝い・士業同士のお祝い
ビジネスの王道と云えば胡蝶蘭。その高級感はクリニックの開業や、事務所の開設・開業などに最適です。胡蝶蘭は1か月以上楽しむことができ、管理も楽ですので、開業したての事務所やクリニックには非常に喜ばれます。また、弁護士事務所や社労士事務所、会計事務所など士業事務所同士のお祝い花も胡蝶蘭が定番になります。
2⃣取引先様の就任祝い・上場祝い・昇進祝い・株主総会
取引先企業内でのお祝い事である「就任祝い」「昇進祝い」「上場祝い」には、ぜひ胡蝶蘭を贈りましょう。特に社長就任や新規上場は、届いた胡蝶蘭の数が=ステータスとなります。贈り先様に「贈答花遠慮」の通知が無ければ、胡蝶蘭を選ばれることをおすすめします。
お付き合いや贈り先様との関係にもよりますが、いずれも約20,000円~35,000円(税別)が多く、関係が強いほど高単価のものを選ばれる傾向にあります。
また、上場祝いは30,000円(税別)以上が相場となります。
観葉植物
1⃣事務所開設祝い・新社屋落成祝い・病院の開院祝い・士業同士のお祝い
視覚的・感覚的に癒し効果があり、空間に清潔感・居心地良さを与える観葉植物。清潔感が大切なクリニックの開業、心地よいオフィスづくりが大切な事務所の開設・開業などに最適です。開業したてで観葉植物もすべて買い揃えている方はごくわずかですので、非常に喜ばれる傾向にあります。
2⃣顧客の新築祝い
宅建士をはじめ、個人の顧客と密に関わる士業の方は、新築祝いを贈られる場合もあると思います。その際は観葉植物が喜ばれます。ただし、種類によっては「大きく育ちすぎる」「管理が大変」「落葉が激しい」ものもありますので、選択する際インテリアグリーンとして定評のあるものを贈るようにしましょう。
観葉植物は仕入れにより種類が異なりますので、購入を検討される際は生花店舗に問い合わせるのも良いでしょう。
いずれの用途も予算はおよそ10,000円~15,000円(税別)が相場になります。
個人顧客の新築祝いとしては8,000円~10,000円(税別)で個人宅に見合ったギフトが用意できます。
士業の方が花贈りをする際のマナー
フラワーギフトは「花屋から手渡し」
フラワーギフトや観葉植物は、生産者から直接購入出来たり、オンラインショップで通販できるなど「段ボール便での配送」が日常的に行われています。しかし、ギフトを贈ることはひとつの「ビジネス的行為」であり、「マナーを欠くことは避け、今後の関係に良い意味で影響したい」機会の一つです。
段ボールでの宅配便でフラワーギフトを贈ると、取引先様に「大きな箱を受け取り、サインし、開封後段ボールごみを廃棄」してもらうことを要求することになります。
さらに、宅配便のデメリットはこれだけではありません。
1⃣運送事故で倒れたり、花びらが損傷する可能性
2⃣運送トラブルで予定日時に到着しない可能性
3⃣箱に入るサイズ内の観葉植物・胡蝶蘭しか送れない
4⃣箱にサインしてもそこから出してもらえない可能性
上記のデメリットは、実際に発生する事件なのです。
そのため花助では「花屋から手渡し届け」でお贈りすることをおすすめしています。
花屋から手渡しであれば以下のメリットがあります。
1⃣観葉植物の扱いに慣れたプロが運搬
2⃣近隣花屋から向かう為時間指定可能
3⃣大きな観葉植物や胡蝶蘭もトラックで運搬
4⃣花屋スタッフが指示に従い設置
ビジネスシーンでの贈り物である花ギフトは、花屋から手渡しでお贈りしましょう。
名札・立て札は正確に記入
フラワーギフトを贈る上でもっとも避けなくてはならないトラブルが「名札間違い」です。弁護士事務所や税理士事務所など、多くの士業の事務所では「個人名フルネーム」が入っていることがあり、常用漢字外の文字が含まれている場合もあります。
花屋に名札筆耕内容を伝える際は、贈り先や贈り主の文字を「名刺」や「ホームページ」で確認してもらうことが確実でしょう。信頼関係を築くべくして行う花贈りで、ミスを起こさないよう万全を尽くしたほうが間違いありません。
1⃣開店・開業・移転・開院
「御祝」「祝開店」「祝開業」「祝移転」「祝開院」
※祝の後ろに「御開店」と「御」をつけても丁寧です
2⃣周年記念
「御祝」「祝1周年」「周年御祝」
3⃣上場祝い・就任・昇進祝い
「御祝」「祝上場」「祝御就任」「祝昇進」
4⃣新築・落成・竣工
「御祝」「祝新社屋落成」「祝竣工」
フラワーコンシェルジュサービス
今回は、士業の方のお祝い花の送り方に焦点を当て、フラワーギフトごとに詳しく解説させていただきました。取引先や顧客が市内外や全国各地に点在している士業の方は、花屋を選ぶときに検索やレビュー参照など、それだけで苦労をしてしまうことと思います。
花助では「ビジネスでの花贈りに特化した優良生花店」のみと提携し、全国へ「手渡し」にてお花をお届けしています。お客様は花助に日時や住所、注文概要を送ることで、全国の優良生花店へ注文をできる仕組みとなっております。
また花助には、花贈りのプロである「フラワーコンシェルジュ」が常任しております。オーダーいただいたすべての注文に目を通し、必要があれば提案を行い、設置回収、配達報告に至るまで「確実な花贈り」をトータルサポートを行います。
取引先、顧客の方々への花贈りは、規模の大小にかかわらず、不安を抱きがちなことと思います。ご注文、お問い合わせは弊社のフラワーコンシェルジュにお任せください。
RECOMENDED / おすすめ記事
この記事が気に入ったら
いいね!しよう
お花のおはなしの最新の話題をおとどけまします。