「開店・開業祝い」など法人ギフトとして贈る『観葉植物』の選び方とマナー
取引先様・取引企業様や自社顧客への贈り物として重宝される「観葉植物」ですが、その種類の多さで悩まれる方も多いと思います。今回は、インテリアコーディネーターの資格も持つフラワーコンシェルジュが、主にビジネスシーンで贈られる「ギフト用観葉植物」のおすすめ品種、お取引としてふさわしい贈り方をご紹介いたします。
ビジネスにおける代表的観葉植物ギフト
ユッカ(青年の木)
「青年の木」という別名を持つユッカは、花言葉も「勇壮」「偉大」「颯爽」と勇ましいもの。そのネーミングの由来は、ユッカには次々と新芽が現れるためであり、非常に縁起がいいとされています。
“成長”のイメージが強いユッカは「起業お祝い」「開業祝い」「開店祝い」「開院祝い」「移転祝い」「周年祝い」「新社屋落成祝い」「新築祝い」など、多くのお祝いシーンに向いています。
また葉が横に広がりにくく、落葉しにくいことから、手狭やオフィスや事務所、クリニックでも重宝されます。
パキラ
パキラはとても育てやすく人気の高い品種です。樹形のサイズ感も比較的容易にコントロールでき、初心者でも生育に成功しやすい観葉植物です。手を広げたような葉のかたちが特徴的で、カジュアルな内装をはじめ、多くのイメージにマッチする万能な見た目をしています。
花言葉である「快活」「勝利」は、「病に打ち勝つ」イメージをすることができることから病院や接骨院、歯科クリニックなどの「開院祝い」をはじめ、「開業祝い」「移転祝い」にも最適です。
マッサン(幸福の木)
ドラセナ・マッサンゲアナは別名「幸福の木」と言われており、その縁起の良さから「新築祝い」「新社屋落成祝い」事務所移転祝い」「開店祝い」など多くのお祝いギフトとして人気が高い品種です。
また、青年の木と同様、葉が横に広がりにくいため、手狭な事務所や小規模店舗、オフィスへ贈られると喜ばれる傾向にあります。濃淡のグラデーションを持つ葉の色がおしゃれで、カジュアルな印象の飲食店やおしゃれなネイルサロン・ヘアサロンなどでも人気があります。
アレカヤシ
南国生まれで寒さに弱く、暑さに強い品種です。花言葉の「元気」「勝負に勝つ」という意味から、「開店祝い」「事務所開設祝い」「クリニック開院祝い」「移転祝い」など多くのシーンにマッチします。
育て方も比較的容易で、高さだけでなく横にも葉が広がりやすいことから、大きい規模のレストランやホテル、オフィスの開設祝い・開業祝い・周年祝いなどに向いています。そのため、置くスペースのない手狭なオフィスや飲食店の場合にはあまりおすすめできません。また、葉の印象から南国イメージの店舗や飲食店、ヘアサロン様にも根強い人気があります。
シュロチク
寒さ・暑さ両方に比較的強い、丈夫な品種です。花言葉の「思慮深い」「向上心」という意味から、弁護士会計士司法書士など士業事務所様など「事務所開設祝い」をはじめとしたビジネスシーンでのフラワーギフトとして重宝されています。
また、モダンな雰囲気・和の雰囲気両方にふさわしい美的なフォルム・葉形は、和風建築や和モダンな雰囲気のホテル・飲食店の「開店祝い」としても愛されています。
風水的にシュロチクは「魔除け」にもなると言われ、「新築祝い」「新社屋落成祝い」にも最適といえるでしょう。
観葉植物を更に良くする方法
「かご入り」商品は贈り先様に親切
一般的な観葉植物ギフトは鉢に和紙ラッピングとリボンを施しますが、籠(カゴ)＝鉢カバー付きでお贈りすると、ラッピングを解いてもそのまま飾る事ができ、贈る方に喜ばれます。
植木鉢むき出しで飾るよりも高級感・おしゃれさが生まれますので、贈り先様が新たにカバーを買い足す手間もなく「一つのインテリア」としてずっと楽しむことできます。
陶器鉢入りで高級感アップ
一般的には鉢に和紙とリボンでギフトラッピングを行いますが、陶器鉢入りの観葉植物をお贈りすれば、高級感あるインテリアとしてそのままずっと飾る事ができ、管理もしやすいことから贈り先様に喜ばれます。
観葉植物を贈る際のマナー・注意
贈り先様の広さを確認
観葉植物はフラワーギフトの中でも、かなり場所を取るものの一つです。あまりに大きな観葉植物を贈ると、贈り先様によっては邪魔になってしまいます。モノや価格によってはかなり大きい観葉植物も存在しますので注意しましょう。ご紹介した「アレカヤシ」も、葉が横に広がりやすいため手狭なオフィスでは注意が必要です。
広いオフィスやレストラン、ホテルへ贈られる場合も、念のため取引先様へ「大きめの観葉植物を贈答する」旨をお伝えされておくと情報に齟齬が生まれず、お相手にお喜びいただけるギフトを贈ることができます。
希望がある場合は事前に予約しておく
観葉植物は、季節やタイミング、生産者の在庫、花市場のせりに上がるかどうかなど、常に在庫が安定しているものではありません。季節柄出回らない品種もありますので、花屋に在庫を確認するようにしましょう。
お届け日が近いとせりが間に合わず、店内在庫分しかお出しできない場合がありますので、「観葉植物を贈りたい」と決めた時点で、事前に在庫確認・予約を行うことが確実です。なお、季節外れの品種を無理に取り寄せた場合、見栄えが期待できない可能性があります。ボリュームや品質を求める場合は「品種指定なしで最も元気なもの」と注文することも最善策のひとつと言えるでしょう。
観葉植物ギフトは「手渡し」で贈る
現在観葉植物は、生産者から直接購入出来たり、オンラインショップで通販できるなど「段ボール便での配送」が日常的に行われています。しかし、観葉植物を贈ることはひとつの「ビジネス的行為」であり、「マナーを欠くことは避け、今後の関係に良い意味で影響したい」機会の一つです。
段ボールでの宅配便で観葉植物を贈ると、取引先様に「大きな箱を受け取り、サインし、開封後段ボールごみを廃棄」してもらうことを要求することになります。
さらに、宅配便のデメリットはこれだけではありません。
1⃣運送事故で倒れたり、花びらが損傷する可能性
2⃣運送トラブルで予定日時に到着しない可能性
3⃣箱に入るサイズ内の観葉植物しか送れない
4⃣箱にサインしてもそこから出してもらえない可能性
上記のデメリットは、実際に発生する事件なのです。
そのため花助では「花屋から手渡し届け」でお贈りすることをおすすめしています。
花屋から手渡しであれば以下のメリットがあります。
1⃣観葉植物の扱いに慣れたプロが運搬
2⃣近隣花屋から向かう為時間指定可能
3⃣大きな観葉植物もトラックで運搬
4⃣花屋スタッフが指示に従い設置
ビジネスシーンでの贈り物である観葉植物は、花屋から手渡しでお贈りしましょう。
フラワーコンシェルジュサービス
今回は、観葉植物ひとつひとつの特性をご紹介しつつ、ビジネスギフトとしておすすめの樹種をご紹介いたしました。「観葉植物であればどれを贈っても同じ」ということは決してなく、どれも個性を持った植物です。
贈る相手である取引先様や顧客のレストランやホテルなどの広さ、用途を一度念頭に置いて、最適な観葉植物を選ぶようにしましょう。
また、花助のフラワーコンシェルジュサービスでは、観葉植物を「プロにおまかせ」いただくことができます。仕入れ状況や用途、季節に応じた観葉植物をご提供させていただきます。まずは一度お問い合わせくださいませ。花助自社提携花屋から配達に伺いますので、お届けは全国対応になります。また、全国一括手配も可能です。
開店祝い・開業祝い・移転祝いなどの法人ギフトは、花助のフラワーコンシェルジュにお任せください。
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